ウルギスタイルについて

逸 品urugi style(ウルギスタイル) は“特別な時を刻む”ボールペン

urugi style(ウルギスタイル)<森海シリーズ>は手にするだけで心地よい自然の息吹を感じる、あなただけの世界でただ一本のボールペンです。様々なシチュエーションで使用していただけますが、特に契約書へのサインやアイデアやプランを構築するような書くことに集中する場面に最適です。また、あなたの心を書き記す日記の記述にも向いています。ちょっと重みのあるペンの重さ、木の感触、ローラーボールのなめらかな書き味が”特別な時間”を生み出してくれるでしょう。また、長年使っていただくと木目模様の木の風合いが変わります。そんな変化も木製ならではの愉しみです。

 

メイド・イン・売木村

「森海」という言葉が浮かぶほどの深い山林に囲まれた長野県売木村。この自然豊かな環境の中でurugi style(ウルギスタイル)の製品は作られています。手にするだけで心地よい自然の息吹を感じるようなボールペンをお届したい、こんな想いをわたしたちはもっています。

<売木村>長野県の南端に位置する標高1,000m級の山地に囲まれた人口500人前後の山村。 中心集落の標高は約800m。林業・農業が産業の中心。都会からの移住者も多い。

   

 

【木工所に眠っていた貴重な銘木をつかったボールペン誕生物語】

◆眠っていた銘木の発見

2017年春、地域材を使用して新しい産業の開拓を模索する有志の集まりうるぎ焚きもん倶楽部のメンバーの一人が村唯一の木工所を訪ねた時、彼は使用されないまま眠っていた貴重な木材を発見しました。それらは製品を作った後の残材でしたが、どれも手に入れにくい貴重な銘木であり、十分に乾燥がいきとどいた状態のよいものでした。この銘木を使った商品制作を発案し、木工所オーナーに相談したところ、こころよく提供を承諾してくれました。これによりプロジェクト開始に弾みがつきました。

 

◆urugi style(ウルギスタイル) のキャップ式ボールペンの完成

銘木の提供を受けた後、さまざまな製品の候補の中から直に木の感触を味わってもらえるモノとして筆記用具が選ばれました。しかし、そこから試行錯誤の連続でした。模索と試作の末、下記のような商品構想がまとまりました。

  • 木材使用の面積が大きいもの(骨太感)
  • 特長ある形状
  • 独特な機構
  • 書き味がよいこと

この条件を満たす商品として創り出されたのが、urugi style(ウルギスタイル)<森海シリーズ>ボールペンです。特長は次の通りです。

  • 太軸
  • マグネット・キャップ
  • ローラーボールペン(水性ボールペン)

 

 

※右写真<ヒノキ>はサンプル品です

[太 軸]

urugi style(ウルギスタイル)森海シリーズは全て太軸となります。通常より太い20mm角の木材から切り出しています貴重な銘木をぜいたくに使っています。

   

[キャップ式/マグネット・キャップ]

urugi style(ウルギスタイル)森海シリーズキャップ式。また、キャップにはマグネットが使用されています。このマグネットによってキャップの着脱時「カチッ」という音がなり、心地よい感触を与えてくれます。

[ローラーボールペン]

ローラーボールペンは水性ボールペンとも呼ばれます。1964年に日本のオート社によって開発されました。滑らかな書き味が特長です。万年筆と(日本で主流の)油性ボールペンの中間の書き味です。欧米で人気があります。ウルギスタイルのローラーボールペンの芯はドイツ・シュナイダー社製オート社製品(C-305)とも互換があります。これらのスペア芯は全国の文房具専門店で購入できますので、スペア替え芯の入手に困ることはありません。

 

◆ウルギスタイルの協業体制

urugi style(ウルギスタイル)は企画・製造をうるぎ焚きもん倶楽部(売木村)、販売を有限会社キング堂(飯田市)が受けもっています。それぞれの特長を生かした協業体制で事業を行っています。

【企画・製造】

長野県にある小さな村、売木村。わたしたちは、ここで林業を営んでいます。木が好きで、木の魅力を伝えたいと思い、村唯一の木工所と協力してボールペン作りを始めました。仕事が休みの日に少しずつ作るだけなので数はないですが、1本1本心を込めて作っています。木(気)に入っていただければ、幸いです。

                 うるぎ焚きもん倶楽部代表 飯嶋郁雄

【販 売】

このボールペンに出会ったとき、とても大きな驚きを覚えました。木が好きというだけあって、まさに“木が生きている”筆記用具でした。うまく表現できませんが、見て触っていると他では味わえない特別な何かをもたらしてくれる不思議な魅力があります。
また、森海シリーズの「銘木の残材を使ってボールペンを作る」というアプローチは<持続可能な社会(SDGs)>や<健康と地球環境に則した生活(ロハス)>といった時代のライフスタイルにもマッチしています。
このステキな筆記用具(ボールペン)を全国のみなさまへわたくしどもからお届けできることをとてもうれしく思っておりますし、売木村のみなさんの新しい試みにご協力できてとても光栄に思っています。

               有限会社キング堂 代表取締役 神藤光裕

●有限会社キング堂

1926年(大正15年)2月創業の文房具専門店の老舗。現在は画材や書道品・事務機器も扱う。万年筆を無料で診断・調整するペンクリニックを15年間にわたり毎年1月に行っている。近年は野原工芸の筆記用具を定期的に販売。ウルギスタイルおいては販売総代理店となる。所在地は長野県飯田市。

ホームページ:https://kingdo.jp